●ハンドメイドジャムは果物本来の美味しさ
もう三十年前になりますが、
ある時友人が手作りした「いちごジャム」を試食させてもらったのです。
それは
今まで食べた市販ジャムとは全く違って、
甘さもすっきり、果肉もしっかり残って、
見た目もツヤがあり美しい。
感動ものでした。
作り方を聞くとそんなに難しくなさそう。
自分でもできるかも?…
で、作り方の本を探して
試作し始めたのがきっかけです。
ジャムの本には、
色々なフルーツを使って作るやり方が説明されています。
ベリー系、かんきつ類、リンゴやナシ、冷凍フルーツやナッツ系も。
最初は面白くて何種類か試してみました。
美味しかったものは通販で箱買いしたり…
例えば洋ナシやリンゴを農家から直接送ってもらったり。
でも、箱買いは途中でしんどくて止めました。
果物は生ものですから、
届いたら直ぐに作業をしないと腐ってしまいます。
皮をむいて、芯をとり、切って砂糖を計って…
一連の作業を一気にやるのですが、これが大変。
10キログラムの洋ナシやリンゴをジャムにするには
手間がかかり過ぎて、体力的にギブアップ。
なので、近所の八百屋さんで小分けに買って
小分けに作ることにしたのです。
本を見ながら、始めはレシピ通りにやって、
その後はお砂糖の量やクエン酸の量も自分たちの好みを見つけ、
それぞれのフルーツジャムごとにメモを残しています。
色々試した中で、
最終的に手作りジャムで一番おいしかったのが苺ジャム。
パンとアイスクリームにはイチゴジャムで、
ヨーグルトにかけるならリンゴと洋ナシのジャムがベスト
と言うことになりました。
だから、
春は苺、秋は洋ナシとリンゴ
のジャム作りは家の定番なんです。
この苺ジャム、味は絶品なんですよ~
特にバニラアイスクリームの上に
ソースとしてかけたら…
まあ、その美味しさったら…
作りたてのジャムは
ツヤのあるルビー色で、
その美しさにも惚れ惚れしてしまう。
手間がかかってちょっと面倒だけど、
この幸せなひと時のためならハンドメイドします。